サイキック夢見長屋  観劇日時/17.9.23 19:00~20:50  劇団 怪獣無法地帯
 公演回数/第26回公演

 作・演出/新井田琴江     照明/上村範保  衣装/大坂友里絵  音響/熊五郎
 写真/小林沙亨  小道具/小林健輔  舞台美術協力/濱道俊介
 宣伝美術/中村犬蔵  制作/長谷川碧・伊藤しょうこ・足達泰雅・梅津学  
Web/新井田琴江  影絵/棚田満・新井田琴江
 劇場名/ことにPATOS
 出演/  的場 交(全てのものを凍結・解凍できる能力者)=足達泰雅  的場太郎(交の父・本名は立花龍彦・政府のお目付け役)=棚田満  天木敦士(テレパシー能力者、物理的距離を問わない)=小松悟  岬 美命(特殊能力者特殊部隊司令、防衛庁長官)=のしろゆう子  葛西カンナ(葛西家の母。人の細胞からクローンを作り出せる)
                        =伊藤しょうこ  葛西勝人(葛西家長男。炎を自由に操る)=梅津学  葛西 要(葛西家長女。液体を毒や多種多様の薬に変える)
                         =新井田琴江  島 勝負(岬の部下)=やっほー豊木  櫻井貞夫(テレポーション能力者)=小林健輔  内藤 成(取り残された家の少女)=原田充子  黒子1(影絵操演)=丹生尋基  黒子2(影絵操演)=まっちゃ  対「指定特殊生命体」監視用人工知能(声だけ)=三宅亜矢

未来の現実に対する希望的予告

SFフアンアタジーとしては眼の付け所がとても面白い。宣伝フライヤーを読んでも、未来の現実に対する希望的予告を感じたのだが、実際の舞台はほとんど理解不能だった。何とか分かろうとして当日パンフレットと首っ引きで登場人物を見渡すのだが、人物相関図を確認するのに忙しく、誰が何をしようとしているのかを知ろうとするのが精いっぱいだ。この物語の経過にはとても着いて行けなくて何が語られているのか理解できない。 作者の着眼点は的確で、その表現法はユニークなのだが、具体的な展開が難解で着いて行くのがようやくだ。それでも眠くならなかったのは不思議だが、具体的な記憶はほとんど皆無だった。