いつまでも忘れないから 観劇日時/17.2.18 16:00~18:10(途中休憩15分) 劇団名/拓殖大学北海道短期大学 拓大ミユージカル実行委員会 公演回数/第33回 劇場名/深川市文化交流ホール「み・らい」 指導スタッフ/ 演技=土門裕之教授・前田順二講師・福沢良一客員教授・山田克己教授 歌唱=土門裕之教授 ダンス=藤井綾子講師・藤井エルエ 舞台美術・舞台監督=山田英吉教授 衣装・メイク=高島裕美助教・藤井綾子講師 事務局=勝谷友一教授・岡健吾准教授・保坂和貴准教授 照明プラン・照明/上田司 音響/信田詠司 スタッフ/   実行委員長/森本里梨花   総務・会計/早川奈緒・金子みなみ・河野洋平・堤未咲・         西山葉月・砂田美優   渉外・広報/小田島梓紗・石井啓太・西谷瞭希・稲垣千尋・         橋本彩・佐々木真希・藤嶋はるか・須藤栞・堀部優希乃・         児山真由・佐々木柚香   音響/西菜々子・畠山世利伽・藤田侑梨亜・関口有紀   舞台監督/吉田琴理・佐々木舞・高子結衣・里木初帆・佐藤亜妃子・近藤聖   衣装・メイク/畠尾実玖・池田優香・福井里歩・木村若菜・鈴木樹里・          妹尾飛鳥・髙橋妃美希・松崎ほのか・矢栁希峰   舞台美術/早川明花・伏見政子・及川侑衣・奥富哲生・高沼綾美・        河村知沙都・神奈彩花・川辺麻央・河野弥生・笹森美波・        鈴木亜美・高橋萌・西春香・堀春佳・石井史哉・河野由佳・        重松弓芳・岡本智香・鈴木真琴 出演者/  沙織チーム・ユウ   沙織=戸田絵理香  由貴=門絵里奈  理沙=小笹あい   津川=早瀬颯太   ユウ=河野佑衣  麻耶・杏奈・早紀チーム   麻耶=豊島みさき  社員=佐々木優奈・佐々木菜摘    杏奈=相木春香   社員=仁木美沙恵・飯森未来   早紀=森本里梨花  社員=布施結梨奈・秋山友希  デザイン会社役員・メーカー重役   堀川社長=福井達弥 権藤部長=長谷川椋大 部下=小野寺紬   広瀬課長=島田聖史 秘書=安住亜里紗・後藤未桜   メーカー重役=佐々木優奈・押野真衣・小澤花奈美  小悪魔・天使   小閻魔=小澤花奈美・押野真衣・小野寺紬・木村鈴夏・庄司遙楠・       後藤未桜・安住亜里沙   天使=郷社夕美・高田采奈   判事=長谷川椋大  書記官=福井達弥・佐々木菜摘  霊界の住人・子供たち  霊界の住人=金内映恋・茂泉由利・佐藤真由架・佐野華奈・田中沙季  子ども=野口桃佳・高橋美菜絵・武田彩乃・久保田望美  泥棒・清掃人      泥棒=小野寺紬・木村鈴夏・庄司遙楠      清掃人=沖村春風・斎藤千愛・星野朱音

アミューズメントとしてのミユージカル

毎年一回公演の、このミユージカルも今年で33回を迎え、今回も2ステージ満員の大盛況だ。700席×2回が満員になる公演は深川では珍しい。つまりそれほど、この拓大ミユージカルは人気があるのだ。その原因と理由は何処にあるのだろうか?
まず表面的には、深川での若い人たちの象徴である拓大の学生たちが100人以上も関わって半年掛けて学業と両立させながら創っている共同作業に、地元として大いに応援したいという一種の地元愛であり郷土愛であり、それはとても大事な事であると思う。
そしてもう一つは、このミユージカルがとても分かり易い喜怒哀楽の物語であり、それに伴って技術が年々伝承され向上して演じられて来ているということであろうか? もしそれがないと、いくら地元愛があっても見放されてしまうだろう。
だからこの舞台は、ある意味のアミューズメントとしての例えばディズニーランドみたいな存在価値なのであり、だから演劇としては「劇団・四季」のような存在なのではないかと思う。
ぼくにとってはディズニーランドも「劇団・四季」も存在は否定しないどころか、その力は大きいけれども、僕の思う演劇というものとは違う位置にあると思う。
その理由。
① 物語が予定調和であること。日頃、そうなれば良いなと思うような挫折が、努力と健やかな愛情や協力や努力でハッピーエンドになること。
② 学生たちのオリジナリテイが感じられない事。
③ 表現技術に磨かれた努力が感じられない事。通り一遍の形だけの演技や歌唱を受け継いでいるだけなのだ。
僕はこのミュージカルを地元愛による盛大なお祭りであると思っている。だから逆に僕の思う演劇に変身したらどうなるのだろうかとも思ってしまうのだ。