アピカのお城

観劇日時/16.10.22 19:00~20:45
上演団体名/きまぐれポニーテール

原案/寺地ユイ  脚本/里美ユリヲ  
演出/遠藤洋平  舞台美術/金子ゆり
舞台装置/上田知  照明/山本雄飛  
音響/渥美光  衣装/松島みなみ
ヘアメイク/宮永麻衣  宣伝美術/八十嶋悠介  
宣伝写真/井上アキラ
企画サポート/加納絵里香  演出助手/村中勇斗・笠井成美
スタッフ/高橋信也・丹野早紀・鎌塚慎平  開場DJ/DJぉちょこ

劇場名/BLOCH

出演/川浪スズ=曽我夕子  静香和アヤメ=岩杉夏   
浅野ミズノ=寺地ユイ   切屋ユア=塚本奈緒美  
尾ノ上ワカバ=五十川由華  西舘リナ=池江蘭
依田クキ=川原南風  森場ケンジ=キャス太   
???=田所竜一
日替わりゲスト=(本日)森舞子

喜劇のつもりが理解不能の混乱になっていた

アラサーの女性たちがシエアする大きな家屋。そこで起こる彼女たちの愛の問題、仕事の問題、家族の問題などなどを一つずつ、突き詰めて展開させればドラマとして面白くなったのであろうが、おふざけ満点気味のバカ話になってしまったのでリアリティが希薄で現実味がまるでなくなってしまった。
例えば、ブスの年増がメークアップの達人で、アラサー女を若い美人に仕立てて夢を復活させようとするシーンの連続は面白いのだが、それが連続すると入り乱れて悪趣味のマンガみたいになって理解不能になる。その混乱が喜劇とも言えるのだが、この舞台はついに混乱のままだった。
女が男を愛し男が女を愛する永久性のテーマも、その相手がくるくると変わると、それ自体が混乱なのだとしても、観ている方も混乱して意味不明となる。テーマは面白いのに表現方法が滅茶苦茶で混乱を観たとしか言いようがない。
 ところで「アピカ」とはどういう意味なのだろうか? すこし調べたのだが不明だった。