7月の舞台から
今月は観劇数も多かったが、感銘の深い舞台も多かった。
その中から特に次の5作品を挙げる。

もし月がなかったら  怪獣無法地帯
   血の繋がらない親子の、そこはかとない愛情の存在を感じる暖かさ。
宇宙のはしっこはんぶんこ  パーソンズ
   不思議な世界の縮図。何かを求める新しい生き方?
へそと原爆  映画
   人間の触れてはいけない領域に触れてしまった悲劇の発端が神話的に描かれる。
町に怪獣がやって来た  ぐるーぷ えるむの森
   お伽噺のような、だが悪の共同幻想に対する強い意志の総意が強烈で現代的だ。
四谷美談  yhs
  集団と集団の関係や、大きくいうと国と国との関係の拗れまでをも象徴している。