私の名は河

観劇日時/16.6.4  18:00~19:10
劇団名/青羽(韓国)
作/コ・ヨノク  演出/キム・カンボ  演出助手/イ・ウニョン
翻訳・通訳/ハン・ヨンソン

劇場名/シアターZOO

出演者/オヌル(今日)=チャン・エルシ
船頭=ユ・ソンジュ
農夫=アン・ウネ
老人=パク・セギ
芸人=チョン・ジュノ
道化=ムン・ハナ   
楽師=ユン・ヒョンジュン ビョン・ミンジ
科学者=チョン・ヨンジュン
老人と少年=チョン・ソクウ
駅員=ペク・ヘリ
老婆=ユ・ヘギョン パク・ジュヨン

幸せの象徴である水を求める長い旅

砂浜で孤独に暮らす少女・オヌル(=チャン・エルシ)が大勢の人たちに助けられながら彼女は両親と、彼女はもちろん人々はそれぞれの幸せの象徴である水を求めて長い旅をするお話。砂浜で一人で暮らすというのは、精神的な孤独の象徴であろう。
「オヌル」とは「今日」という意味だそうで、昨日があり明日がある中での今日の存在が大事だということだろうか。だが全体に綺麗にスマートに纏まっているのが逆に訴求力が弱く感じる。淡々と物語を語り進めているような感じだった。
文字幕が小さくて暗いから、多量の日本語が並ぶと読み切れない中に次の文面が出てくることが多いのだが、内容はそんなに複雑じゃないので、先にストーリィを読んでいればそれほど困るわけじゃないが、やっぱり不安になる。
今までに観た幾つかの韓国演劇の強烈でエネルギッシュな表現のショックとはまた違った象徴的な舞台だった。