バカな日本人

観劇日時/16.5.29 17:00~18:10
劇団名/箱人会議
公演回数/第二回公演

作・演出/高田怜音  
照明/芋田桃子  音響/倉内衿香
制作/冨田真菜・細谷史奈・宮下花林・川﨑瑞稀
大道具・舞台監督/勝見慧
宣伝美術/岡崎実央  企画・制作/箱人会議

劇場名/シアターZOO

出演者/山田健太・櫻井理来・山田雄基・冨田真菜・
池田僚・佐藤颯・山形諄・ 高田怜音

バカな戦争に加担していった個々の日本人たち

80年前にバカな戦争を始めた日本人の、そのバカな戦争に加担していった個々の日本人たちが同胞相打つバカな状況を見せる。死にきれなかった、その人たちの怨霊が生きているように同じシーンを何度も何度も繰り返す、凄まじい怨念……
死んだ子供が生き返って、生きる喜びを発散させる「グリコシャツ」の坊やは、人生で一番喜びに溢れる時期……

この島に落ちた隕石は、人間に対する神の処罰なのか、原爆や原発をシンボライズするものなのかも知れない。これらの視点はとても大事なんだけれども、問題はその表現方法だ。突発的で過剰な表現、自分の思いだけを絶叫する……観ている時は何が何だかまったく分からず呆然としていたが、いま舞台の印象を改めて反芻してみる。