聴かせておくれ清志郎
観劇日時/16.4.29
劇場名/コンカリーニョ&パトス
「忌」という文字
このイベントは、毎年一回いろんなアーテストをテーマに若い劇団がそのアーテストの作品を選び、それをモチーフにして演劇を創作し上演して観客の投票で順位を決めるという催しである。 |
演目1 ロックでカゲキなセカイ
上演時間/11:00~12:20
劇団名/しろちゃん
モチーフ曲/明日なき世界
脚本・演出/菅谷元 舞台監督/高橋詳幸
舞台/勝見慧
衣装・小道具/井上航一・中村佳世
音響/金丸光 照明/高橋正和
振付/福井佑梨 デザイン/飛弾彩菜・米田悠果
制作/濱田那津子
劇場名/コンカリーニョ
出演/兵器製造の大企業・難波重工社長=面堂終太郎
その部下・木下=根岸雄登
学生運動のリーダー・実は難波のスパイ徳田=小田修輔
オリンピック担当大臣・大沢健一=柴野嵩大
大沢の秘書・実は難波のスパイ=山本茜
ロックに生きたい就職浪人・リョウ=鴨志田亮
リョウの師匠でホームレスの老人=武岡菜々
リョウと街で出会った大沢シオリ・大沢大臣の一人娘=山内ともみ
民主主義を取り戻す学生団体のメンバー=知花彩香・泉香奈子・大橋拓真
その友人たち=伊勢川明久・金子唯
♪ 世界が破滅するなんて嘘だろ 嘘だろ ♪
以上の登場人物を紹介するだけで何となく物語が分かってしまうような気もする。つまり、これらの人たちが入り乱れて様々なシーンを次々と展開するのだ。 ♪ でもよぉー 何度でも何度でも おいらに言ってくれよ 世界が破滅するなんて嘘だろ 嘘だろ♪ の『明日なき世界』。 そして大臣の没落、娘・シオリとの和解、ロックに生きる男の再出発とシオリとの未来は、 ♪ 夜は暗い 暗い夜はそっと耳をすます すました顔すました顔であの娘が待っている 待っているのは 待っているのは 愛と平和のラブソング♪ サブテーマ曲の『愛と平和』の世界であろうか。 |
演目2 ロックンロール捨てる
上演時間/13:30~14:50
劇団名/マイペース
モチーフ曲/いい事ばかりはありゃしない
作・演出/八十嶋悠介 舞台監督/尾崎要
照明/清水洋和 音響/渥美光
舞台美術/金子ゆり 衣装/佐藤紫穂 制作/竹内麻希子
劇場名/パトス
出演/岩尾=村上雄大
浅尾=倖田直機
ヨッシー=キャス太
マサ=大谷岱右
荒木=寺地ユイ
平田=中ノ里香
ナーバス=がりん
祖父江=三上翔
♪ 金が欲しくて働いて 眠るだけ ♪
ロックシンガーのナーバスが所属するプロダクションはナーバスが売れないために倒産寸前、そこでナーバスが移籍することになった新しいプロダクションは麻薬の密売で倒産、その経緯を戯画化する。 |
演目3 オーイェス・マイゴット
上演時間/15:30~16:45
劇団名/アトリエ
モチーフ曲/GOD
作・演出/小佐部明広 舞台監督/高橋詳幸
照明/高橋正和
音響/小佐部明広
衣装/佐々木青 舞台美術/fireworks
小道具/田邊幸代 脚本アシスト/ヤヨイ
制作/山木眞綾
劇場名/コンカリーニョ
♪ おおイエス何を感じてる ♪
三人の女高生、賑やかな女の子たちだが、突然そのうちの一人・まひろ(=新谷菜摘)が死ぬ。 |
演目4 東海道傾奇者回遊紀
観劇時間/18:00~19:05
劇団名/fukumaru
モチーフ曲/JUMP
作・演出/木山正太 助演出/竹原圭一
美術プラン/及川亜那 衣装/丹野早紀 小道具/蝦名里美
宣伝美術/安田せひろ 照明/清水洋和 音響/山口愛由美
舞台監督/尾崎要 制作/松田優哉
劇場名/パトス
♪ もしかしたら君にも会えるね ♪
忠臣蔵で名高い赤穂藩の毛利小平太(=木山正太)は、力で相手を倒す敵討ちに疑問と怖れを抱いて覚悟が決まらず、脱藩して伊勢街道の宿場まで傾奇者として極秘に逃走してきた。小平太は地元の人たちに山賊と間違えられるが、この宿場は実は山賊の被害で疲弊して困っていたのだった。 |
演目5 パーレンハイ
観劇時間/20:00~21:05
劇団名/ラフスパイス
モチーフ曲/世界中の人に自慢したいよ
作・演出/高橋なおと 舞台監督/高橋詳幸
照明/高橋正和 音響
/岩崎陸
劇場名/コンカリーニョ
出演/デレクターハラ=高橋なおと
エクゼクティブプロデューサー=城島イケル
ADホソヤ=佐々木マリオ
キャメラマンタケウチ=俺(エン)
大道具・コイデ=山本ゆか
カメラアシスタントイマノ=嶋口萌々子
アナウンサーコジマ=朱希
クローバー製薬担当者=梅原拓人
広告代理店リマインダー担当者=うに
オフイスフォルグ新人タレント=ミニマム齊藤
オフイスフォルグマネージャー=本多透子
♪ たとえ空が落ちて来ても ♪
あるプロダクションのCM撮影現場。準備中から本番に入っても次々と起きるアクシデントに大騒動。やり手で自信満々のプロデユーサーだが各部署の担当者の準備が悪くてミスばかりだ。 |
☆
全体に、僕がイメージしていた忌野清志郎の歌詞にぴったりと来る舞台は少ないような気がする。もちろん忌野清志郎の歌はネットで調べただけなので大きなことは言えないが、素直にぴったりした感覚は薄い。 |