1月の舞台から

カメヤ演芸場物語    イナダ組
 人情喜劇と銘打っていて確かに新喜劇のような味が濃いのだが、学生たちの扱いが以前に観た時と微妙に違っていたように感じた。それは僕の感覚が現在の状況に対して鈍感になったのだろうか? あるいは今回の表現が以前に僕が不満だった部分を充足させるような演出に変わったのだろうか? 分からないがエンターテインメントとしては抜群の面白さに堪能したのだ。

別れの戯曲        劇団 アトリエ 演劇教室
 物語は普通かもしれないが、この純粋な若さの鋭さとエネルギーの大きさに期待を持ったのだ。将来が楽しみだ。