ガベコレ ‐ garbage collection

観劇日時/15.1.11. 14:00~16:00
劇団名/極東退屈道場
公演回数/#006

作・演出/林慎一郎 振付/原和代
舞台美術/柴田隆弘 衣装/大野知英
照明/魚森理恵 照明操作/檜木順子 音響/あなみふみ
映像制作・操作/石塚理絵 演出協力/井尻智絵
舞台監督/塚本修
宣伝美術・舞台写真/清水俊洋
制作/尾崎雅久 制作協力/佐藤紫穂

劇場名/シアターZOO

出演者/ののあざみ・門田草・小笠原聡・あらいらあ・後藤七重・猿渡美穂

都市生成過程のゴミとしての歴史の矛盾

 garbage とはゴミのことだから、ゴミを収集する事という意味だろうか? 新しい都市を造ってゆく課程で起こる様々な葛藤を描く。だが、それは人間対人間の葛藤だったり人間対社会の葛藤ではない。歴史の必然としての矛盾や、それを上手く処理できない権力者の浅慮な権力行使を客観的に描いているに過ぎない。それがゴミか?
具体的な問題提起ではなく、あくまでも大枠の説明でしかないし、同じことを角度を変えて延々と説明するので退屈する。途中で何度も退場しようかと思った。
しかも何とも大げさな前振りがいかにもという風に押しつけるいやらしさ。自分たちは正義の味方だよっていうことを上から目線で説教する。

 これは演劇じゃない。宣伝だ。どんなに良いことでも宣伝されるとそっぽを向く。これがその良い例だった。