5月の舞台から 

今さらとも思わないでもないが、やはり『りんご』を挙げないわけにはいかないだろう。何か最近は感受性が鈍ったような気がして、感動が薄くなったような日々が情けないようなこの頃に、喝を入れられた気がする。

 一人芝居だが、脚本・出演/渋木のぼる『生命1/3』が、鋭いけれども恍けた演技で印象に残った。