後 記

この期に観られなかった舞台
1、(4月25日~26日)『 Empty 』木製ボイジャー14号=BLOCH
2、(4月23日~28日)『 CAGE 012-1 』マキニュム=レッドベリースタジオ
3、(4月26日~27日)『 乙女の祈り』富良野塾OBユニット=富良野演劇工場

最近の舞台
だいぶ以前から感じていたことだが、このごろ再演・再々演、あるいはいわゆる近代古典の作品、さらに似た感覚の舞台などがとても多いようだ。
必要に応じて旧い記録を確認して読み直す回数が多くなった。それはそれでまた興味ある発見もあるのだが、つい興がのって、この度は旧版の『観劇片々』(『続・観劇片々』として再出発する以前の発刊だが、途中で『客席から』に改題している)全6巻に続いて、その以前の『風化』までも読んでしまった。
20年近く以前に書いたものだが、若さがあって縦横無尽でベランメィ口調で怖いものなしが、我ながら頼もしいような感銘を受けてしまった。今は何か、そういう若気が失われたような情けない気分だ。

『十二人の怒れる男たち』  14年6月22日
旭川のDVD屋さんで偶然に、オリジナル版で日本語吹き込みの、この映画のDVDを見つけた。
早速、鑑賞する。ほとんど俳優座の舞台と変わらない。ただ各登場人物たちの背景説明が俳優座の方が丁寧だったような気がする。先にこれを観たらおそらく消化不良を起こしていただろうか。