狂おしき一日、あるいはフィガロの結婚

観劇日時/14.5.25 14:00~15:50
劇団名/北翔大学舞台芸術
公演回数/定期公演Vol.19

作/ボーマルシェ 訳/佐藤実枝 演出/森一生
音響/樋口瑠里子 照明/岸美菜子 
会場/百澤祐里佳・吉田快人・藤原達也 その他/女池祥子・倉田麻奈
出演者/中西大樹・黒木澪・宮崎僚也・林景織子・高橋純玲・
金子舞香・池田拓斗・小栗太良・下川祐希・茎津湖乃美・
田中亜希美・松永颯・高橋郁也・香川汀・中嶋紗音・金汝珍・尾形彩香
劇場名/北方圏学術情報センター ポルトホール

若いエネルッギッシュな表現が象徴的な実在感に

老若・主従の入り乱れた滅茶苦茶な関係の中での男女関係、現在の常識では考えられないような駆け引きと闇討ちや裏切りの中で繰り広げられる大騒動が描かれる。
若いエネルギッシュな行動が、リアルじゃない表現を通すと逆に象徴的な感じがして、何となく納得させられる奇妙な実在感がある。
もちろん、役者の表現力、たとえば画一的でパターン化された動き方とか、不満は充満しているが、一直線に表現している素直さは好感がもてる。
もちろん演劇表現としては実験の段階ではあるけど、今こういう作品を舞台化する面白さは期待したい。