演 目
じいちゃんが忍者だったとき
観劇日時/13.10.10 20:00〜21:40
劇団名/演劇公社ライトマン
公演回数/第12回公演
作・演出/重堂元樹 照明/樋口優里 衣装/新井田琴江 
宣伝美術/小川順子 制作/演劇公社 ライトマン WEB管理/菅野真由美
劇場名/シアターZOO

ブラック企業との死闘

 普通の家族の祖父(=渡邊ヨシヒロ)が忍者・百地三太夫だった、ということから会社員の父・日向(=重堂元樹)も兄息子・弦之助(=中島麻載)も弟息子・小太郎(=ヤマダケンジ)も、一統の忍者たちだったという話。
彼らは百地三太夫の一統である甲賀忍者であり、敵対する伊賀忍者との対決になるのだが、伊賀忍者はブラック企業であるという話。
現代と戦国時代とが時代を交差して死闘が繰り広げられるのは面白いアイディだ。
だが未整理の状況が分かりにくく、折角のエンターテインメントの魅力が十分に伝わってこない。
話がブラック企業の糾弾と殲滅という単純な設定だから、もっと的を絞って痛快に分かり易く創った方が効果的だったと思われる。
以前に観た『怪獣無法地帯』の『ヤクザ・リア王』を思い出したが、あれはヤクザの抗争ということだけに単純に絞って、逆に痛烈に様々な対象を象徴して気持ちの良い刺激的な印象を残したのだった。
その他の出演者。弦之介の彼女・薬師寺千代=新井田琴江。
師匠で会社員A=田村嘉規。じいちゃんの忍者仲間のOL(=びす子)。
同じく半兵衛(=フレンチ)。その他、木幡あゆみ。山谷怜。深浦佑太。