演 目
どんと行け
観劇日時/13.10.11. 20:00〜21:30
劇団名/(韓国語のために不明。『どんと行け』は原作の日本語タイトル。)
作/畑澤聖悟 演出/キム・カンポ
劇場名/(不明)大学路の北先端 80客席くらいの小劇場

ソウル大学路の小劇場

 全くの予備知識もなくハングルのパンフレットも全く読めずに、厚かましくもこの劇場の客席に座った。
もちろん韓国語で喋る台詞の意味は全く理解不能だ。端正に丁寧に演じられている様子は良く分かる。軽快に多少喜劇的に進むようだが内容はよく判らない。原作者・畑澤聖悟氏のホームページを見たら次のような粗筋と解説が書いてあった。
     ☆
(あらすじ)青森県津軽地方のある町に住む一組の家族が、一人の死刑囚と対面する。「死刑執行員の参加する死刑執行に関する法律」による死刑執行という架空の話。加害者と被害者家族、それを取り巻く人々。埋めることの出来ない欠落は、本当に埋めることができないのか。
(解説)光市母子殺害事件における被害者家族・本村氏の峻烈な応報感情にインスパイアされる。09年に導入される裁判員制度のパロディでもある。「心中物」の「背中から四十分」に続く「仇討物」として、古典における生と死、死とエロスを現代津軽を舞台に再構成する試み。
     ☆
以上だが、具体的な展開が分からないので、結局、細かなニュアンスが分からず、韓国の小劇場の雰囲気を味わっただけだった。こじんまりとして日本の小劇場のイメージとほとんど変わらなく、すぐに馴染めた。
 このタイトルの『どんと行け』は、同じホームページに表示してあったタイトルだし、チケットには「Dont you Kill?」という英語句が書かれていた。