演 目
MY STAGS
観劇日時/13.7.20. 18:00〜19:45
劇団名/NEXTAGE
公演回数/第1回公演
脚本/福島カツシゲ・NEXTAGE 演出/福島カツシゲ
舞台監督・美術/上田知 照明/上村範康 音楽/奥山奈々
宣伝美術/亀山圭一 宣伝カメラ/長濱周作
出演。田中温子・青木一平・青木吾朗・白鳥雄介・佐藤亮太・戸澤亮
劇場名/BLOCH

コントなのか、短編演劇なのか、その相違とは?

 MY STAGEと銘打って、ほとんど自己満足みたいな混沌のコント(?)というか短編演劇風なものを次から次へと展開する。それは6人の出演者(=田中温子・青木一平・青木吾朗・白鳥雄介・佐藤亮太・戸澤亮)たちが次々と役柄を変えて演じるのだが、ものすごいエネルギッシュで観ている方が疲れるくらいなのに、ほとんど息を切らすこともなく展開する。
 最初のナビゲーションから既にコント風であり「オフイスQの三分間クッキング」と名付けて各注意事項を伝える。このメンバーはオフイスQの所属なのだ。
 本編の最初は先ずは目次のようなもので、オーデションの現場での双子漫才、これは実際の双子である青木兄弟が演じるのだが、田中の審査員が古いと切って捨てるのに兄弟は意に介せず延々と続ける。確かに古いスタイルだが、喋りは上手いしテンポも良く、それなりに可笑い実力漫才だ。
 続いてユルキャラの選出大会は自己顕示欲丸出しの、ゆるキャラになっていない応募者たち。これも遊び心満載だ。
 同じくゲームキャラ選考会が続いて、次はバレェダンサーの選出、この田中はバレェの素養があるとかで本格的、審査員の悪評を聞いて審査員に見えないように顔をしかめて反抗する。
 相撲の対戦もいい加減な八百長的な取り組み。おそらくここまでがプロローグ的な内容紹介。
 「ご近所大相撲」というタイトルでは、隣家同士の奥様選手が互いの服飾品を貶す相撲、行司・親方・解説者まで居る。
 「新たなる漫才への道」は、遠距離漫才で相方が宇宙船から惑星に降りている。リズム体操をしながら掛け合う。
 「パッションバレェ」は、エネルギッシュで体操のようなバレェ。
 「ゆるキャラ戦隊」、地味な衣装のゆるキャラ達の確執。JM(地味)のゼッケン。
 「企画会議」、暇な会議で、蚊を叩くのがルズム音楽になる。拍手・ジャグリング・机上の文具でリズム合奏。
 「マイステージ熱闘」、高校野球の入場式を模して、それぞれが、その初めてのステージ経験を、「選手告白」として宣誓する。
 以上だが、紹介したように、ほとんど達者なお遊びのコント集のような、楽しいだけの舞台だった。