演 目 小さな広場 観劇日時/13.5.25. 14:00〜15:35 劇団名/北翔大学舞台芸術 公演回数/2年目定期公演vol.17 作/カルロ・ゴルドーニ 翻訳/齋藤泰弘 演出/森一生 演出補・舞台監督・音響/小川麻美子 舞台監督補/中島治貴・女池翔子 照明・装置美術/倉田麻奈 宣伝美術・制作/女池翔子 小道具/茎津このみ 衣装/北翔大学芸術メディア学科服飾美術コース 協力/渋谷理恵・竹中沙那果・岩城真由・渋川可南子・林景織子・春芽穂乃花 劇場名/ポルトホール |
開演前の舞台装置の期待に届かなかった 18世紀のヴェネツィア共和国を舞台にした群衆劇で、ガッチリとした古風な集合住宅街に囲まれた小さな広場を舞台に、そこに住む人たちが織りなす日常の小さな諍いとその顛末とが描き出される。 演出の森氏は「一見ドタバタに見える単純な「嘘」や「変身」や「誤解」、「誤算」を増幅させ、言葉の意味を乗り越えた≪状況≫を創り出し≪劇≫を運んでいる」(当日パンフレット)と書いている。 確かにその通りであり、開演前にこの舞台装置を眺めて大いに期待したのだ。だが実際の舞台は、上手く創られた戯曲だと思うが、学生たちの表現は懸命に演じているのだが平板で表面的であり、群衆の心情の豊かな動きが感じられない。やっと辿っているという感じで退屈する。 この学生たちの舞台は、時に驚くほどの深い表現を見せることがあるのだが、今回は残念ながら期待には届かなかったのだった。 出演者。女池翔子・岡田萌・田中秋亜希美・我妻佳奈・茎津このみ・村島優香・ 中島治貴・児玉大樹・湊谷優・青砥翼・宮崎僚也・浅井祐輝・ 岸美菜子・高橋純玲・樋口瑠里子・工藤響介・高橋幸希。 |