演 目
ぷにぷに
観劇日時/12.12.1. 14:30〜15:20
劇団名/演劇ユニット ごはんは
脚本・演出/内田佳音 照明/増田好乃美 音響/内田佳音
制作/小川沙織・片山菜摘
企画・製作/演劇ユニットごはんは
出演/知久貴大・越智良知・牙山龍・佐々木裕明・飯田愛実
劇場名/琴似 パトス

無意味なナンセンス

 この舞台はまったく理解も感性も僕の範囲を超える。第一この「ぷにぷに」というタイトルも「ごはんは」という劇団名もまったくそのセンスが理解不能だ。
 ナンセンスなのかとも思って、ナンセンスならそのナンセンス度が知りたいし、ナンセンスにはナンセンスのセンスがあって、そのセンスが良いと存在価値が産まれる。
 公園のような場所がある。なぜ公園かというと、何となくベンチのような箱状の立体物があり、爽やかな小鳥の鳴き声が聞こえるからだ。
 そこに一人の女が座っている。そこへ男が出る。無言のまま次々と3人の男が出て、無言のままキャッチボールのパントマイムを続ける。
 その後、様々な行為を繰り返すのだが、脈絡を探すのは難しい。第一その辺りで睡魔に見舞われるのだ。
 途中で出演者の自己紹介を始めるので、客はカーテンコールと思って拍手がパラパラと起きるのだが、これも一つの舞台の流れであるらしい。そのまま、それ以前のように舞台は進行する。
 若さのてらいというのか何でもやってみようという冒険心なのだろうか……