演 目
デイヴィッド・コパフィールド
観劇日時/12.11.30. 19:30〜21:30
二回目観劇/12.12.4. 19:00〜21:00
劇団名/札幌座 公演回数/第36回
原作/ C.ディケンズ 翻訳/中野好夫より 
構成・演出/清水友陽 
照明/清水洋和 舞台美術/渡部淳一 
舞台スタッフ/札幌座 宣伝美術/若林瑞沙
制作/阿部雅子・横山勝俊 ディレクター/斎藤歩
プロデューサー/平田修二
出演者
札幌座 木村洋二・佐藤健一
  宮田圭子・林千賀子・原子千穂子・
高子未来・伊佐治友美子・山本菜穂・齋藤由衣
客演  赤坂嘉謙・亀井健・小林エレキ・城島イケル
中塚有里・畑山洋子・田中春彦・由村鯨太
小林利津子・成田愛花・池田優香・天野航征
劇場名/シアターZOO

大河ドラマの第1編

 小説家・ディズニーが産まれる以前にその父はすでに亡かった。誕生すぐにも、気の弱い母親は家族の多い中で遠慮勝ちに生きている。
 今からみると、逆にうらやましい位の様々な個性を持つ大勢の親戚縁者に囲まれて成長するのだが、もちろん優しく親切な身内ばかりではない。しかも、あろうことか母親はたった一人の彼を残して男の許へと去って行くのだ。
 それからは孤児同然のデッヴイットは親戚・知人を盥回しにされて成長する。
 だがデヴイットはそんな環境のなかでも怯むことなく、しかも頭脳明晰な彼は、学業優秀で人生へと旅立つ。
 その課程での、彼の関わった様々な人たちの、誇張されているほどの善悪様々な人々の個性豊かな対人関係が描かれる。
 だが2時間に亘る、それらの人々との関係描写は単調で予定調和で、壮大にきらびやかに描かれているのだが、逆に次第に退屈する。