演 目
〜「しらゆき」ほか〜
観劇日時/12.11.17. 14:00〜15:10
劇団名/きりがたりシアター
舞台監督/温水元 プロデューサー/青木春重
劇場名/やまびこ座

子ども向けのパフォーマンス

 ヨミガタリスト・まっつ(=松本直人)、キリガミスト千陽、ピアノ・ゆっぴー(=石川由佳)、司会の「ゆう」、そしておめで隊の「なお」・「ゆり」という6人が描き出す童話や童謡をアレンジしたパフーマンスで、そのうちの2/3くらいは切り紙と人形を使った「白雪姫」の物語だ。
 子ども向けということもあるのかもしれないが、松本の読みは異常に思い入れが強く間延びがして退屈する。
 千陽の切り紙は、これ自体は興味と関心が強いのだが、この物語の中では存在の要素が小さすぎる。もっと本格的な技術が観たかった。折角の技量が味付け用に使い捨てされているようでもったいない。
 肝心の「しらゆき」も「王子さま」も表情が小汚い。ひきつったような表情の王子さまと、唇の紅が頬まで延びている「しらゆき」は人食い人種みたいになっていた。