演 目
ごちそうさまでした
観劇日時/12.8.15. 18:30〜20:00
上演形態/教育文化会館演劇 フエステバル公演
脚本・演出/竹原圭一・能登屋駿介 舞台監督/足立高視 
照明/相馬寛之 音響/五ノ井浩 映像/上田龍成
演出助手/澤田彩果・木村愛香音 代表/津川英雄
プロデューサー/ヨコヤマカツトシ 制作/大滝健斗
アドバイザー/坂本竜一 
パンフレット編集/古川遼 ロゴデザイン/女池祥子
劇場名/教育文化会館小ホール

続いて人情劇

 テレビ業界を舞台にした、これも一種の人情劇。愛するが故に身を引く音楽家・舞澄練二(=能登谷駿介)。彼の愛を信じて身を隠すカナダから来た彼女・リンダ(=アイシス)。
 二人を巡る演出家・不動薫(=白鳥雄介)は占いを信じる旧い形の男としかいいようがないし、彼に献身的に付いてゆくアシスタント・柿本(=小林あかね)も義理人情型。
 舞澄練二の盗作を疑いながら、リンダが愛読者だと知って平謝りの原作の漫画家(=井口裕幸)などなどが絡む、
 「札幌に芽生えつつある次世代の演劇」というジャックにしては、いかにも古臭いともいえる人情劇。垢抜けのした演出法だが、話の展開が古臭くて着いて行けない感じが強い。
「ごちそうさま」というタイトルは仲直りした練二とリンダが大好きな、おにぎりを入れたラーメンを、二人で食べることでしたとさ……