■■編集後記■■


演劇誌『風』              12年6月25日
 札幌の劇団「座・れら」が年刊で発行する演劇誌『風』がこの度、第3号を刊行した。
主に道内の演劇状況を解説報道する演劇誌である。僕は創刊号から寄稿させていただいているのだが、この3号にも、この1年間の舞台評を踏まえて「演劇を評価するということ」というタイトルで一文、さらに「座・れら」で昨年公演された『冬の日に共に想う』と『トランス』の、それぞれ2本の評を掲載させていただいた。
 「演劇を評価するということ」という与えられたテーマと、自分が一年間に書いてきた観劇感想の要約とが上手くマッチしていない焦慮を感じたのだが、やはり僕の努力の足りなさ、力の弱さ、そして論理の拙さを痛感した文章であった。