2012年1月の舞台から

 1月は映画をたくさん観た。正月の東京は演劇の始まりが遅く観劇自体が少なかったせいもあり
止むを得ず映画を観たのだが、やはり映画はたくさん上映されていて選り取り見取りの感じが
強く印象に残った作品ばかりであった。
舞台の中から次の2作品を選ぶ。
 『ハムレット』       東京乾電池
 『下谷万年町物語』    シアターコクーン制作
この2作品は、古典と再演なのだが、『ハムレット』は、現代の眼がきちんと行き届いた好演であり、
『下谷万年町物語』は、時代と現代とがうまく通底しているのが良い。