「物語原理主義」に関連して次のような文章を読んだ。 北海道新聞11年8月22日「道内文学『詩』荒木元」 高橋秀明「詩の言葉とは何か」より 詩の構成は、「指示的展開ではなく自己表出の凝集である。(吉本隆明)」 を引用しつつ、「詩を作品たらしめるものは、あらすじの構成(プロット)で はなく韻律や音律の構成であり、あるいはそれらの構成をさらに解体して抽出 された像の意味の相乗による喩の構成である」 これは詩の表現のことであるが、すべての表現にも言えることでもあるのか もしれないと思う。