演目 まほうのふえ
観劇日時11.11.11. 19:00〜21:00(休憩15分)
劇団名北海道二期会
台本/エマヌエル・シカネーダーの「魔笛」より
作曲/ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
訳詩/札幌教育大学オペラ公演実行委員会
演出・舞台コーディネーター/新村訓平
指揮/大木秀一
他、スタッフ・演奏家・出演者/多数のため省略します
劇場名/札幌市教育文化会館大ホール


音楽で楽しむ寓話劇
 魔法の笛と鈴の力を頼りに艱難辛苦の修行を越えて幸せを得るという物語
は単純な寓話劇でありながら、生きることの根元を象徴しているのだろう。
 だが、この物語を知らないでこの歌劇を観ると、ほとんど何を語っている
のか分からない。
 ソロの歌唱はまだしもコーラスになると、その歌詞は意味を伝えていない。
何を言っているのか意味不明の音なのだ。
 これは物語を知っているという前提で、その物語の人物の心情を現してい
る音楽を楽しむ或いはその音楽の現す心情に感情移入するということなので
あろうか?
 だが現実の僕は、すっかり飽きて眠気がしたのは事実だ。オペラとは音楽
だとすると、演劇としてはどういう位置にあるのだろうか?