番外随想 コミュニケーション・ツールとしての演劇
 当地でも高齢者の一つの生き方として、演劇のサークルを始めた。
今年4年目を迎えて、ますます人気抜群である。
 だがやはり4年目になると、いささかも綻びも出始める。一番の
ネックは時間の調整だ。高齢者だけだと、記憶力が極端に悪いので、
どうしても市民劇団の若い人たちの手助けを借りないとある程度の
ものが出来ない。
 となると必然的に若い人たちは仕事の関係があって稽古が滞る。
2ステージ以上をこなすには、W・トリプルとキャステングしなけ
ればならない。
 教育の分野でもコミュニケーション・ツールとしての演劇が注目
されているのだが、そこには、どういう悩みがあるのだろうか?