9月の舞台から

空の記憶             座・れら
この問題作は見逃せない。表現は特に新しくはないが、二度目の観劇にしても、
どうしても一過できない舞台である。



チェーホフの憂鬱         風蝕異人街
チェーホフをこのようにアレンジした独創性が、本質を豊かにしているのだ。



このほかに京都の劇団『ユニット美人』と同じく『ニットキャップシアター』
というのがあるけれども、正直言って僕の理解の範囲外であった。確かに何か
新しい空気を感じたのだが、それが何かは結局分からず仕舞であったのが悔し
い。