駅・2題
観劇日時/10.9.18.
劇団名/砂川市民劇団「一石」
総合演出/太田晃正 舞台監督/干場美恵子 
衣裳/安藤利夏 音響/渡辺英記
舞台美術/谷岡永光・沢井祐樹・工藤菜月・NPO法人ゆう
制作/鈴木みどり    劇場名/砂川市「ゆう」

演目1  駅……希望

作/田村智・八巻直美 演出/西川悦郎
小さな田舎の、希望が丘駅に臨時列車「希望」が発着する時間が近い。さまざ
まな人たちが希望を抱いてやって来る。そして「希望」からは新しい生活を求
めて降りてくる。
中心になる会話が朗読劇になっているのは、巧く遣っているとは思うけれども
その理由と意味が判らない。


演目2  父ちゃんの傘

作/太田晃正 演出/八巻直美
父一人娘一人の女の子は、毎夜、傘を持って父を迎えに駅に来る。さまざまな
人たちとのさまざまな交わりの暖かさ。
だが、演出のテンポがゆっくりし過ぎて無駄が多い。
2作品の出演者、岩下正法・岩渕みゆき・角丸礼子・
佐藤寛巳・鈴木伸之・谷岡真樹・田村智・中寺礼子・
渡辺志織・北川真歩・金丸真有・土田成美。
2作品に共通するのは、素朴で懐かしい性善説の物語であり、現代に少なくな
った人情の絆をゆったりと描き出す。