演目 夏の夜の夢
観劇日時/10.8.14.
劇団名/ひとりシェイクスピア
出演/楠美津香
劇場名/札幌・中央区・シアターZOO

新しい芸能
究極のワン・パターンなのだが、これはこれで一つの新しい芸能の誕生なのか
もしれない。独特のエロキューションと独自の方法でシェイクスピアの世界を
表出する、楠流の解釈・手法による紹介は、固定していて驚きはないが安心し
て観ていられる。
自分の世界にのめり込んでマンネリ化した舞台に演劇としての魅力は薄いが、
ユニークな手法でシェイクスピアの世界を描写し続けている功績は認めざるを
得ないであろう。
しかも37編の全作品に挑戦中で、現在はどこまで行ったのか知らないが、見届
けたいとは思う。