演目/ブックマーク

観劇日時/09.12.13.
劇団名/演劇ユニット プレーヤーズ・ヘブン
作/赤玉文太 演出/IKKAN
舞台監督・美術/川谷孝司 照明/池田憲昭 
音響/土井嘉恵 
劇場名/旭川・シアターコア

シチュエーション・コメディ

 
川島書店では、人気作家(=みうら紗絵・Wで加藤敦子)のサイン会が今日予定されているので、事務所では朝から店長(=島野浩一)、チーフ中丸(=高田学 Wで中川靖子)、パートの上村(=斎藤順子 Wで三上和世)、バイト・谷山(=岡田美保 Wで仁木麻子)達がてんてこ舞いをしている。
ところが肝心の著書は手違いで充分な冊数が入荷していないのだ。そこへ倒産した大手の書店の店長だった榊原(=藤井正信)が舞い込んでくる
続いて学校の先生・遠藤(=山本幸枝 Wで塩野谷ひとみ)や自費出版の売り込み主婦(=中村ミハル Wで木村靖予)たちが、続々と別件でやってきて混乱に拍車を掛ける。
やがて作家のマネジャー(=高井尚樹)が来て宅配便(=森田仁)も来てますます事態は急迫する。
なかなか細部まで細かく周到に気配りして、巧くできたシシュェーション・コメディなのだが、余りにも観客の低い要求に応えるように演技が大袈裟でオーバーアクションになって観ている方が恥ずかしくなってくるような創り方がちょっと妨害したようだ。
それと肝心のサイン会だが、書店側は著者にこれほど気を遣わなければならないパフォーマンスなのだろうか? これではまるでペナルティを極端に恐れているように見えて不自然ではないのだろうか?