演 目
ホワイトナイト
観劇日時/09.5.10.
劇団名/演劇ユニット Plater’s HEAVEN
公演回数/一度きりの復活公演
主催/83.7MHZ FMりべーる
脚本・演出/高井直樹 舞台監督・大道具/川谷孝司 
照明/旭川市民文化会館 音響/仁木麻子
小道具/折原恵・南出和宏 衣装/井盛孝幸 劇中歌/高橋真樹
出演者/高井直樹・山本幸枝・斎藤順子・三上和代・
早川慎也・寺山修・赤坂忍・工藤夏美・山田大海・立埼美由紀・島野浩一・仁木景子・みうら紗絵・
塩野谷ひとみ・梅津亮・梅津愛・中川靖子・
藤井正信
スペシャルゲスト/高橋真樹
劇場名/旭川公会堂

シチュエーション・コメディ

 ある新興の夕刊紙『スマッシュ』は、高い理想を持って創刊したが、経済的に妥協せざるを得なくなりスキャンダル新聞になっている。そのころ、大スポンサーだった「コヌマ自動車」が経営困難で買収されそうになり、出稿を取りやめたいという意向を表す。
そこにIT企業の女社長が現れ、『スマッシュ』を買収したいと申し入れる。一方「コヌマ自動車」にもいわゆるホワイトナイトと言われる友好的買収企業が現れる。
ところがこのホワイトナイトが詐欺師紛いの偽物でしかも仲間内だったとしたら……? 混乱は混乱を呼んで迷宮に入るが、結果はハッピーエンドに終わる娯楽作。
大人数の出演者たちは達者な演技力で楽しませてくれたが、経済界の話はもっと複雑であろうと思われ、こんなに単純にことが運ぶものかとも考えられるが、意外とこんなに簡単なことなのかも知れない。
それに集団が、新興の『スマッシュ』も、社長が直接編集部へ現れる「コヌマ自動車」も胡散臭い中小企業なのもリアリティがある。
問題は余りにも長すぎることだ。2時間半もこれをやられるとかなり退屈する。僕も途中でかなり爆睡して目が覚めて改めて劇の進行をみたけれども、まったくすんなりと話が入って来たというのは、極端にいえば、その部分は無くても良かったということになりはしないか? もちろんその時間帯に重要な何かがあったのかもしれず、それを見落としたかもしれないのだが……