演 目
腐 食
観劇日時/08.4.16.
劇団名/Theater・ラグ・203
公演回数/第一弾作品再演
作・演出・出演/村松幹男 音楽/今井大蛇丸
音響オペ/田中玲枝 照明オペ/柳川友希
宣伝美術/久保田さゆり
劇場/ラグリグラ劇場

狂気の眼

 男が激高してくると、その眼が爛々と光り、やがて狂気になっていく不気味な様相がはっきりと認められたのは、これまで何度か観たこの同じ芝居で、多分初めて感じられたような気がする。
終盤に近く「俺の魂はすでに腐っているのか?」、そして最後に「俺は許されるのだろうか?」という問い掛けに至る、男の心境の揺れがすでに始まって、自信を喪失させていく過程の重要な表情であり、それは一つの救いでもあろうか?