演 目
雨のち晴れ
観劇日時/06.9.23
劇団名/げきだん夢
劇団回数/すすきの1ヶ月公演
脚本/大塚彩子・稲垣ちひろ 
演出/大塚彩子
衣装/稲垣ちひろ 
作詞/げきだん夢
作曲/曽山良一・大館隆慶・藤田淳司・鈴木華奈
音楽監督/山田哲則
照明/繽d信雄 
美術/成田鉄二 
音響/矢口友理
舞台監督/川畑康生 
舞台プロデュース/幸村克哉
劇場/bell7番館9F

小劇場の可能性

 若い美少年美少女たちのダンスは、さすがに上手くこんな小さな空間で踊らせるのはもったいないほどだ。おそらくモダン系のダンスで、スピードと切れのある群舞は魅力的だった。
間口8メートル奥行5メートルほどで、手の届きそうなタッパなのに、照明の表現力の豊かさには驚嘆する。ボーダーライトのないことを全く感じさせない。
残念なのは話がありきたりで、特にセンチメンタルで泣き節ばかりなことだ。若い彼らがこういう物語に何の抵抗もなく一生懸命にのめりこんで行くのを観るのは複雑な気分だ。頭と身体が中々一致しないな。それともこれはこれで健康な現象なんだろうか?
俺はかなり退屈しながら、早くダンスの場面にならないかとそればかりを待っていたのであったよ。
ススキノの、このわずか30人キャパという小空間で一ヶ月の長期公演を打ったのは評価できるのだが……