演 目
喧騒浜茶屋凪日記
観劇日時/06.7.6
劇団名/回転OZORA
公演回数/vol.17
作・演出/村上秀樹 
舞台監督/中西隆雄
照明/森規幸 
音響/中村成志 
宣伝美術/冬乃郁也
制作補/三村里奈 
制作/森千江子
劇場/下北沢「劇」小劇場

ハートウオームなエンターテインメント

 「劇」小劇場という、札幌のZOOよりも小さな劇場で、舞台は海の家の半日で起こった物語。オーナーが亡くなって半年後、友人たちが協力して何とか営業を始めたが、後継者がいないと正規の許可が降りない。そこへ音信の途絶えていた一人娘が現れる。彼女は借金だらけのこんな商売は直ぐにでも閉めてしまいたい。
ところがこの小さな海の家にも、次々に事件が起きて周りの人たちが誠実に精一杯対処するのに巻き込まれ、いつの間にかオーナーの仕事をこなしていた。
15人という大勢の登場人物が狭い舞台一杯に様々なエビソードを展開し、それこそハートウォームなエンターティンメントが楽しめた2時間、技術的にも色々な面白い技巧が凝らされた芝居です。
たくさんのそれぞれのエビソードを同時進行で交互に描いていく話の展開と、その個々の物語を繋ぐ暗転のやり方が洒落ていて面白いのだが、大事なところで頻繁にトイレに行ったり、壊れたドアノブが何度直しても直ぐにまた壊れるのは、シーンを変えたい為なのは判るけれども安易で嘘臭くて白ける。もう少し何か違う方法がないのか?
出演者は15名という多数のため割愛します。