演 目

観劇日時/06.5.24
劇団名/Teater・ラグ・203
公演回数/Wednesday Theater Vol.16
作・演出/村松幹男
音楽/今井大蛇丸
音響オペレーター/伊東笑美子
照明オペレーター/鈴木亮介
宣伝美術久保田さゆり
劇場/ラグリグラ劇場

少し面白さが出てきた

 『Teater・ラグ・203 』の芝居は何度観ても面白く、観るたびに新しい視点が産まれる可能性が強いので、ついつい後を引く。というわけでこの芝居、今日で3回目の観劇。
説教調の饒舌は台本のせいだからしょうがないが、それを何とか超えようとした今日の舞台は、演技者たちが自然な動きで退屈しないで観られるほどに成長した。人生は一つの箱の中にしかすぎない、あるいはどんな小さな箱の中にも一つの世界がある、というテーマは判り易いが、ただそれを説明しただけのように感じるのが物足りない。村松戯曲には、このような説明に執拗にこだわるような作品が時にある。作家の焦慮感の直接的表現なのか?