演 目 『enja』〜其の弐〜 観劇日時/06.2.4 劇団名/劇団 偉人舞台プロデュース 構成・演出/我孫子令 原案/我孫子泉 出演/我孫子泉・南部孝司・吉村啓史 演奏/安達たけし・和泉佐弥可 劇場/BLOCH |
空騒ぎから浮かび上がるもの 三人のお笑い芸人が、同じ事務所の募集広告をみて出会い、頂点に立つべく奮闘する物語。男3人によるコント集のような感じ。4コマの連載マンガのように登場人物には親近感がある。3人の個性を活かした構成と演技力はなかなかに魅せるものがあり、演技力と表面的な滑稽さで会場は大いに沸いているが、コントの内容が薄いから一体何が面白いのかと白ければかりだ…… お笑いが悪いわけではない。だが単なるクスグリだけでは感動しない。それが何を表現しているのか? 膨大に消費されるクスグリの集大成が、もしかして時代の何かを浮かび上がらせていくのかも……? |